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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

世界から試される日本の危機管理

  

四日の米国市場は1173ドルの大暴騰、一昨日の利下げの後のモヤモヤ感を一気に吹き飛ばす上昇となりましたが、本日はまた急落と乱高下を繰り返しております。しかしながら、今回の暴落の半値近く水準までトライしました。そして、東京市場はというと上げには全く鈍感、ただ今日の下げにもその鈍感さが多少現れるか?

 

為替の円高はありますが、それを言うなら、お隣の中国人民元もここ数日かなり上昇しております。その人民元高のなかで上海市場は春節前の水準を既に取りに来ており東京市場との温度差は広がるばかりです。

 

 どうやらコロナウィルスの生産国は中国から日本に移っているというのが市場のコンセンサスであり、それでも前向きな施策が出始めたここ1?2週間がいろいろな意味で日本の政策対応は、市場から試されていると思います。

 

中国も米国も兎に角決断が速く、お金の出し方も市場が期待する額を迅速に出しております。昨日もトランプ大統領が当初考えていたコロナ対策費の3倍にあたる、1兆円のお金がすかさず出ており、いちいち筋道をつけて議会にかけて与野党で審議してなどと、悠長なことはなくスピードが違います。マーケットからの信頼という面では日本より数段上を進んでいると思います。

 

 ただそんな日本政府でも度重なる外圧も手伝い、やっとお尻に火が付いたようでコロナウィルスの感染拡大阻止に向けての法整備に動き出しました。

 

 一月中頃から危機感を持ち始めているアジア周辺各国に比べても大分出遅れました。この間、特に台湾などは115日には指定感染症に指定し、中国本土住民の入国を拒否、この危機管理の速さは現在品薄のマスクでも全国民に複数配布され、さらに医師用の高機能のマスクでさえ二か月分の備蓄があるという、日本政府には大いに見習ってもりたいですね。

 

 与党も野党も、桜だ、検察人事だなどと、どうでもよくはないですが、優先順位をきっちり考えて、目に見えない敵との闘い、この国難に立ち向かってもらいたいです。

 

 

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