昨日の米国市場は先週末、一昨日の市場と同様に上下の振幅が非常に大きい展開となりましたが、そろそろ下値が見えましたかね。
米国市場はFOMC前の異例の0.5%の利下げで、これは時期的なことも含め、少々サプライズであり、如何に今回のコロナウィルスに対する危機感を持っているかが伺えます。
この迅速さは是非とも日本も見習ってほしいところでありますが、その東京市場も日銀による資金供給は、通常の1.5倍の資金が市場に供給され、どうもFRBと歩調を合わせているとも思え、市場安定化に向けては良いことですけど…。
ただ、各市場ここまで売ってきたのは、どうもリスクパリティ運用にともなうプログラム売りですね。リーマンショックのように、所謂信用収縮は起こってないわけですから運用の世界での仕組みの下げというところです。むろんその価格下落で莫大な追証による投げがかさみ資産価値は大きく毀損してしまいましたが。
それに加えますと、売り屋さん!相変わらず空売り比率は3日の段階で49%ですからまさに騰落レシオの53に匹敵する異常値です。一昔前なら売り屋さんはプロの投資家がほとんどでしたが、今は昨日今日株を始めた方もバンバン売ってます。まさに空売り天国。
業界40年の筆者の友人にもプロ級の売り屋さんがいます。私よりも十歳年上ですが、どんな状況か聞きたくてその方と昨日一杯やりました。やはりプロだな、と思ったのは、「FRB、日銀の腰の入れ方が今回違うような気がする、この先中央銀行とは喧嘩できねえよ。」と言ってました。
「もうはまだなり、まだはもうなり…」を肌で感じてるんでかね?
さて、買い方もネジを巻きましょうか。
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