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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

感染者、死亡者、世界標準で考えてみれば...。

 

相変わらず日々の感染者数に一喜一憂し、東京オリンピックまで17日というこのタイミングでも、観戦者の有無も決まらずという状態を皆様はどう思われるでしょうか。今回のオリンピックが仮に日本ではなく、米国或いは欧州の一国、仮に英国での開催であったらどうだっただろう、そう考えると今の日本とは違う景色が見えるのではないでしょうか。

 

既にワクチン接種が各国で進められて相当の効果が出ている環境で、若干ワクチン争奪戦に遅れてスタートするも目覚ましいスピードで進み、開催時には30%越えの見込みとすれば、恐らくソーシャルディスタンス堅持での開催など、とっくに決まっているのではないでしょうか。

 

現在インド型デルタ株が猛威を振るっておりますが、仮の開催地とした英国では感染者のピーク8万人から2000人を切るまで減少しましたが、現状は再度増加して2万人まで増えています。しかしながら、死亡者数でみると景色は変わってきて、11600人のピークから10人前後まで減少し、その数字は感染者が再度増えても直近全く変わっておりません。それだけ変異ウィルスにもワクチンは有効であることの証明ではないでしょうか。

 

これは概ねワクチン接種国には同じ現象です。極端に申し上げれば、仮に感染者が増えても重傷者、死亡者が増えなければ何日かで回復して行く風邪と同じとも言えるわけです。ですから英国ではこの感染者数でもロックダウン解除であります。

 

勿論民族性だと思いますが、日本人は極端にリスクを嫌います。これだけのパンデミックでありますから、いくら収束時期は近いといえどもゼロリスクはあり得ません。日本特有でマスコミ報道も煽りがちなものとなり、そのたびに振り回される飲食業界などは気の毒でなりません。

 

そういえばリーマンショック時、外資系証券会社でバリバリに働き、肩で風を切って歩くような素晴らしい成績を上げていた筆者の友人が、移転でニューヨークから帰ってきたときに一杯やりましたが、彼曰く「東京はなんでこんなに暗いんだ」と、リーマンショックの現地よりも東京は最悪だと申していたことを思い出しました。

もう少し世界標準の尺度で俯瞰することも大切かと存じます。

 

 

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