世界の株式市場は昨年末の急落から打って変わり、楽観ムードが広がってきました。昨年12月25日の安値からの上昇率は11.6%に達しています(3月18日現在)
日本だけでなく、米国、中国の株価も堅調であり、NYダウは史上最高値(2万6951円 18年10月5日)にあと一頑張りまで迫り、中国の上海指数も2月終盤から上昇し、3000ポイント台まで持ち直しています。
日本市場が底堅く推移しているのは、米中の市場の動きに影響を受けていることも一因ですが、為替が円安に振れていることも重要なポイントです。
10月に迫った消費税増税は円安要因でもあり、今後の企業業績も企業の多くが為替前提を現水準より円高としており、現在の円安の流れから判断すれば、業績見通しに不安を感じる必要はないでしょう。
さらに、昨年末の急落の呼び水となった米中貿易摩擦の過熱化懸念や中国経済への憂慮はここへきて次第に解消されてきているのも、日本株の腰が強くなってきている要因です。
米中貿易摩擦の過熱化は、遅かれ早かれ両国の経済成長率や物価上昇率、国際収支などのマクロ的経済指標に悪影響を与えるので、事態はそれを回避する方向にあるのは間違いないのです。
中国景気についても往時の金融緩和や景気対策によって暗夜の灯が見え始めています。これまで、日本株は中国景気の鈍化に敏感に反応してきただけにこうした僅かな変化でもプラス効果は大きいと云えます。
今後、中国経済の好転を示す指標が発表されるにつれて、中国株の上昇も見込まれますが、昨今、中国株との相関関係を強めている日本株にとっても好影響を及ぼすでしょう。
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