リチウムイオン電池が発火し、火事になるケースが相次いでいます。スマートフォンやノートパソコンなど携帯型電子機器やノートパソコンや電動アシスト自転車などにも使われているリチウムイオン電池は繰り返し充電が可能で、小型で軽量なのに蓄電量が多いのが特長です。
しかし昨今、発火や異常過熱の危険性が指摘され、ショートを防ぐための保護回路が設けられるなど安全策が施されています。
ここ二、三年は輸入品も増え、昨年の輸入量は約6000万個に上りましたが、拙劣な製品もあり、発火事故につながっています。
出火原因は、電圧の異なる電化製品にリチウムイオン電池を接続する誤充電や電池への強い衝撃が主なようです。
水をかぶった後やペットの唾液でぬれた電池を乾かした後に使用したり、真夏の車内に長時間放置したり、尻もちした際にズボンの後ろポケットに入っていたスマホのバッテリーが破損したりして出火した例もありました。
東京都内では昨年までの5年間に計168件の火災があり、重体1人を含む41人が負傷しており、東京消防庁が注意を呼び掛けています。
発火などの事故が発生したリチウムイオン電池は外国製品が多いのですが、充電中の異臭や膨張などの兆候は先だって見られることもあるようです。
経済産業省では相次ぐ発火事故を受け、モバイルバッテリーを電気用品安全法の規制対象に加え、製造・輸入業者に製品の検査やテスト作業を義務付けました。
皆様方もスマホやノートパソコンなどに異常を感じたらすぐに使用をやめて販売店や製造会社に相談するようにして下さい。
皆様方からの投資相談並びに入会受け付けを承っております。
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