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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

欧米経済を追いかける、日本の経済爆発は?

  

昨日の東京市場は前日に米国市場がザラ場大きく売られたことを嫌気して、3指数とも売られて引けましたが、海外市場に比べての弱さは連日お伝えしている通りであります。

 

米国はISM(米供給管理協会)が発表した6月の非製造業総合景況感指数が市場予想を下回ったこと、更にドイツ、中国の指標も若干悪かったことも重なり、コロナ禍以降経済再開とともに爆発した需要の拡大ペースがやや鈍化したことを示唆し、雇用の指数も低下に転じ、雇用主が人材確保に苦戦している構図が浮かび上がりました。

 

需要と供給のミスマッチで、少々経済の拡大ペースもスローダウンから巡航速度への軟着陸を模索し始めているのか、米国長期金利は一気に1.3%台へと急落し、ザラ場軟調に推移していた米株式市場は急速に戻し、NASDAQは再び高値を更新しました。

 

米国経済は今回のコロナ禍の経済対策として、莫大な資金が供給されております。要するに真水の呼ばれる実弾、潤沢なキャッシュが個人、企業に行き渡り、それがワクチン接種が進むとともに戻ってきている経済活動で、莫大な需要と供給に結びついております。

 

従ってワクチン接種が若干遅れた日本でも、欧米と同じ経済対策が打たれれば、欧米と同じように経済の爆発が見られる訳ですが…。

 

哀しいかな、未だに緊縮志向の呪縛から逃れられない超国家権力、財務省の知恵が働いているのか、経済対策として規模的には各先進国に引けを取らない額を掲げておりますが、その中身は実弾が少なく、資本増強策や貸し出しなど将来的単純な貸し出しがかなりを占めます。

 

これでは仮に経済再開時に、欧米のような需要の爆発が見られるか甚だ疑問であります。更に今回の企業努力による予想外の税収増を、消費税が安定税収化しつつあるですとか、税の富の再配分機能を蔑ろに取り易いところから取る的発想は全く話になりません。

 

前回からの使い残しの補正予算、予備費も含めて30兆円プラスαの増額とともに、実弾を効率よくITCを駆使した、困ったところに行き渡る効率運用をお願いしたいところであります。

 

 

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