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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

海外経済回復で外需企業が走り、次は内需企業。

  

 米国市場は一時騒がれたインフレ懸念、急落のキッカケとなった長期金利は3月の1.8%に届くかの水準を天井に、その後レンジ内の動きに落ち着いております。米国市場で一番影響を受けたNASDAQ市場もダウ、S&P500のようにその後高値更新とはなっておりませんが、高値持ち合いでこちらも決して弱い展開ではありません。

 

 経済回復著しい米国は各企業業績が伸びる中で、インフレの番人FRBは一時的雇用の過熱、CPIの上昇も目先要因と見極め緩和姿勢に変更なく、マーケットフレンドリーな対応を続けております。

 

 これは欧州も同じ状況で、EUの経済回復から各国の金利が上昇傾向にありますが、ここでもECBのラガルド総裁はパウエルFRB議長と歩調を合わせるがごとく金利上昇を一時的要因と捉え、緩和姿勢にブレはありません。

 

 余談ですが、米国の株高に次いで、EUというとドイツ、イギリス、フランスなどが株高ですが、実はスウェーデン、ノルウェー、スイス、デンマークなど、更にロシアまでも株価は新高値で推移しております。

 

 先進国ではまさに日本だけが置いてけぼりと強調したいのですが、これも時間の問題かと存じます。ここへ来てETFを全く買わなくなった日銀の姿勢はFRBECBに比べてマーケットとの対話が上手とは言えませんが、民間の企業努力は結果を出し始めております。

 

 諸外国の経済回復で、まず日本の外需企業が業績を伸ばし始めましたが、時間差を置いて今度は内需企業に業績回復の風が吹き始めております。

 

 また、諸外国が経済回復で先行したのはワクチン接種で先行したからですが、現状の日本は周回遅れでオールジャパンフルアクセルです。おそらく今後感染者数とワクチン接種委率は反比例に進み、限りなく欧米を追いかける展開になると思われます。

 

 結局、当欄でも以前から申し上げておりますが、23カ月遅れで走っているようです。

 

 

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