昨日は日経平均も一時700円安の水準まで下落し、ザラ場戻りらしい戻りも入らず引けました。ただ売買代金は相変わらず少ない状況が続いており、現物市場でパニック的売りが出ている様相は全く無く、111円まで進んだ円安が2週間ほどで108円まで戻されたことからも、先物による空中戦と言った方が正しいかと存じます。
日本はとかくワクチン接種の遅れが指摘されておりますが、それでも菅総理は今回の訪米時にファイザー製薬CEOへの直談判から9月までの日本国民分の全量確保と、それなりの成果を上げてまいりました。
そんな中で、今度は下村博文政調会長が「ワクチンは来春になる可能性」という無責任な発言が突然飛び出し、それが不安を煽るマスコミの格好の標的となり、欧米の接種率を尻目に再び日本だけがワクチン接種が大幅に遅れるとの報道へとつながり、緊急事態宣言のタイミングと重なり、火に油となってしまいました。
賢い個人投資家諸氏におかれましたは、過去にも何度となく経験してまいりました、この炎上商法、煽り報道により販売部数増を狙うマスコミ報道には十分ご注意いただきたいと存じます。
さて、決算発表シーズンゆえに薄商いの中で日経平均は下落いたしましたが、大雑把に「森」を見て悲観するのではなく、目を凝らし個別に「木」を見ると、全体がもたつくからこそ資金が集中する銘柄が盛んに動き出しております。再三申し上げておりますが、小回り3カ月の二回りを経過して期日を消化してまいりました東証マザーズ、更に2部、JASDAQに玉(たま)が出始めております。
昨日の値上がり率30傑でも8割が2部、新興市場であり、残り2割も1部の時価総額100憶円前後と小型株の舞であります。気を見て敏に、小型国策銘柄を仕込んでまいりたいと存じます。
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