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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

新年度スタート、利大損小でお金を残しましょう。

  

 新年度のスタートにあたり、筆者もこの業界に43年目となりますので、伊達に歳を取っている訳でもなく、特に筆者の友人は取りわけ優秀な人材も多数おりまして、熾烈な競争を勝ち抜いて大手証券の役員として君臨する人物も複数存在いたします。

 

 筆者の友人の中でも出世頭で、今話題の某N証券の役員氏に今回の損失の件を一昨日、それとなく尋ねましたが、社内で箝口令が敷かれているせいか沈黙、今日になって箝口令が解けたのか多少話してくれましたが、要は78倍のレバレッジをかけてスワップ取引をしていたヘッジファンド(アルケゴス・キャピタル・マネジメント)が追証を食らい、その余波を被ったということです。

 

 この取引が非常に不透明で、米SECも問題の把握、解明に乗り出し、イエレン財務長官も法的根拠に言及するところとなっております。昨日も申し上げましたがこのヘッジファンドのオーナーは過去にも捜査対象となった有名な人物で、こんな人物を相手とした取引にはそれなりのリスク管理体制を取っていると思いきや、野村HD、並びにクレディスイスはどんどんのめり込み、結局ババを引いてしまいました。

 

 それに比べると、ゴールドマンサックス、モルガンスタンレーなどはしたたかに、危機と思いきやいち早く担保を処分し難を逃れております。

 

 その友人曰く、「証券業務では日本は米国から10年周回遅れであると昔から言われているが、取引が複雑になればなるほど、益々追い付けないよ」と申しておりました。ただ同時に、「野村はこんな損失何でもないよ!」と力強く力説しておりました。

 

 さて、名実ともに新年度スタートです。権利落ち日とは相場の内容も若干変わりましたが、循環物色の延長です。上昇相場でも振幅は結構な幅となります。細かい株価の天底を上手く売買しようとしても、特に今の相場は余程の相場巧者でも難しいと思われます。

 

利大損小の基本方針で、利益を伸ばさなければお金は残りません。新年度に向けて、伸ばせる利益は執拗に伸ばしてまいりましょう。

 

 

 弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。