昭和29年12月から昭和45年7月まで繰り返し訪れた長い景気拡大期に、世間は国づくり神話をもじって「神武」「岩戸」「いざなぎ」と日本の好景気を命名しました。
戦前の記憶を継ぐ時代ならではの呼称ですが、このような誇張された言い方が世の中に受け入れられたのは、人々が好況を強く実感できたからでしょう。
日本中が「三種の神器」、さらに「カラーテレビ」、「クーラー・カー」などに胸を躍らせました。企業は儲かり、それにつれ賃金が上がり給料も増えました。そのころ少年だった自分も、我が家に届いた新しい家電に感情が高ぶったのを覚えています。
5年前の12月に始まった現在の好景気が、先月で58か月に達したようです。東京五輪の翌年から大阪万博まで57か月続いた「いざなぎ景気」を超える長さです。
ですが、昔みたいなルンルン気分はなく、消費も伸びず、日本中に高揚感はありません。経済成長率も一時代前とは比較にならぬ低さです。
将来に不安を持ち続けなければならない社会は、国を頼らず、自分自身で切り拓いていかなければなりません。
投資顧問『プラスアルファ』が、貴方様の最高のパートナーとして最高のサポートをさせて頂きます。
当社へのお問い合わせは03-3868-2801までお気軽にどうぞ!