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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

2つのデカップリング説

 

中国経済の先行き不透明感が強まる中、日銀が2つのデカップリング(非連動)説を唱え始めました。

 

1つは中国経済が減速しても、米国を中心に世界経済は順調に回復していくとの説。回復力の強い米国経済が、もたつく中国経済をぐいぐい引っ張り、世界経済全体が持ち直していくというのが日銀のシナリオです。

 

2つ目は中国向けの日本の輸出が減っても国内総生産(GDP)の大半を占める日本の内需は底堅いとの見方です。輸出などの外需が落ち込んでも内需がしっかりしており、日本経済は回復を続けるとの見立てです。

 

日銀の黒田総裁は先日の記者会見で「新興国経済はこのところやや弱含んでいるが、先進国経済が堅調な回復を続け、海外経済は緩やかな回復を続ける。」との見通しを示しました。

 

日銀の強気を支えているのが比較的良好なマインド指標です。

7月の景気ウオッチャー調査では街角の景気実感を示す現状判断指数が3か月ぶりに改善、日銀短観でも企業心理は改善しています。

 

景気指標がまだら模様になる中、企業や家計の心理の強さが日銀シナリオのよりどころになっているのでしょう。

 

確かに中国リスクは不気味な感じはします。しかし、「森」を見過ぎて「木」をおろそかにすると、成長シナリオを見誤って好買い場を逃がすことにもなります。

 

出るか出ないか分からない“お化け”に怯えるよりも、ここは我が国日本を信じて投資行動を取ることが一番です。外部要因による下落こそ、そこは美味しい場面と判断して、逆張りで対処すれば大きなリターンが得られるでしょう。

 

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